精米歩合とは
食べるお米と同じで、日本酒の原料のお米も玄米の状態から表面を削ります。これを精米といいます。精米歩合はお米を磨いて最終的に残った部分の割合をパーセンテージで表したものです。
精米の度合いで雑味のない味に
精米歩合の数字が低いほどよく磨かれたお米ですので、お米の粒が小さくなるため原材料費が高くなります。さらに手間もかかるため販売価格は比例して高くなります。一般的に精米歩合が低ければ低いほど雑味がないお米の香りと甘みが強いのに、くどくなく、あっさりとした飲みやすいお酒になります。一方、精米歩合が高いと、お米の味のクセがお酒の味となって出やすいので口の中に重さが広がる感じがします。
蔵元が「この米は精米しないでも雑味がなくて十分おいしいぞ」と思えば、敢えて精米歩合を高くすることもあります。精米歩合とお酒の味はイコールではありませんので、パーセント数値はあくまでも目安程度にとどめておきましょう。